若者の進学応援プロジェクト 奨学金等の経済支援制度を知り、我々と一緒に夢をかなえましょう!

特定非営利活動法人

若者の進学応援プロジェクト

〒104-0061 東京都中央区銀座7-13-6サガミビル2階

会報(若者の進学応援プロジェクト)

これまでの会報(活動報告等)

若者の

若者の進学応援プロジェクト会報 第41

2024年9月30日

会員及び関係者の皆さまへ

令和6年6月23日に第9回定期相談会、令和6年9月15日に第10回定期相談会を行いました !!  

第9回定期相談会をズームで開催 

ズームでの相談対応

定期相談会のチラシ

6月23日、会場を飯田橋のセントラルプラザの10階にある東京ボランティア市民活動センター(TVAC)にして、ズームでの相談会を行いました。今回の相談は高卒認定で合格した子供の進学資金についての相談でした。年間8千人近い高卒認定者への進学支援情報は届きにくい状況にあります。これまでも高卒認定者からの相談が多くありましたが殆どの方はニュースでは修学支援新制度等の情報を聞いてはいるが、実際どうすれば支援が受けられるのか分からないといった方ばかりでした。高校には通っていたが途中から不登校になり、高校も中退し高校との接点もなくなったというケースです。JASSOのホームページには高卒認定者への情報が掲載されて、予約採用の奨学金の申込みも直接JASSOの窓口に提出する事になっていますが、JASSOHPを見るという発想がなく、情報が無い中で悩まれている状況でした。

相談会会場入り口

8月23日(金)、第51回の運営会議を開催し、総会後の都庁・法務局への諸届の報告・定期相談会報告・足立区での活動予定の報告等と今後の活動方針についての打合せ、及び令和6年度第1回目の会計報告を行いました。

相談会場 B班とC

第10回定期相談会(ズームも含む)を開催
夏休みが終わり、9月に入るとWSOPのホームぺージへのアクセスも1日500件程と日を増して多くなります。WSOPの相談会の申込みはHPからの申込受付となりますが、多くのアクセスがありました。

9月15日飯田橋の東京ボランティア市民活動センターで第10回のWSOP定期相談会を開催しました。

相談希望者には九州からズームでの希望もある等、色々な方からの相談希望が寄せられました。

相談風景A

相談風景C

平成6年度から始まった理工農系の授業料減免に関する質問、平成7年度から始まる多子世帯への支援についての相談、修学支援新制度や給付奨学金についてご存じなくて質問される方、たまたま令和5年度に退職し年収が下がり給付奨学金の基準に合致する方などからの収入基準に関する相談、将来プロの棋士を目指す高校生のシングルマザーからの進学資金の相談、中学2年生の母親からの大学進学に向けての費用とその資金の捻出について、都立大学の無償化について等多岐に渡っての相談がありました。

相談風景A班

相談風景B

半数はシングルマザー、私立学校の理工農系への進学相談が2件、修学支援新制度の給付奨学金の相談が2件と多くは給付奨学金の受給についての相談でした。皆さん貸与型奨学金についてはあまり関心がない様子でした。民間の奨学金団体のキーエンス奨学金等への関心も高かったように思います。また、今回は相談会場の傍らでのズームでの相談も行いました。
 新
制度が公表されるといち早くその情報を知り活用したい、少しでもメリットがあれば活用したいと積極的に相談される方、修学支援新制度が始まって4年経過するにも関わらず、その情報を知らないで悩んでいる方等様々な保護者の様子が窺えました。

 

奨学金に関わらず新しい進学支援情報を正確に皆さんに伝える事の難しさを感じる相談会でもありました。 

相談風景ズーム A

なお、今後の活動として9月16日にズームでの運営会議、次の説明・相談会は足立区教育委員会主催で9月27日足立区子ども支援センター(西新井)にて行います。
―了-
 

若者の進学応援プロジェクト会報 第40

                               2024年6月24日

会員及び関係者の皆さまへ

令和6年3月23日に第8回定期相談会を行い、6月7日に第10回NPO法人若者の進学応援プロジェクト定期総会を開催しました !!

第8回定期相談会を開催 
第8回定期相談会を飯田橋のセントラルプラザの10階にある東京ボランティア市民活動センター(TVAC)で行いました。今回の相談は年収が高い保護者から大学に進学した時に利用できる民間の奨学金と子供がJASSOの有利子奨学金を借りて進学する事への不安等の相談及び、この秋に留学から帰国する大学生が利用出来る奨学金とその手続きについて等の質問がありました。奨学金の返還について大変心配されている様子が窺えました。此方からはセイフティーネットの猶予制度等の説明と手続きを忘れない事、また留学後の奨学金についてはJASSOの奨学金を基本として民間の奨学金も紹介させていただきました。

第10回定期総会(令和6年6月7日)について

第10回若者の進学応援プロジェクト(WSOP)定期総会を飯田橋の東京ボランティア市民活動センター(TVACB会議室で6月7日に開催いたしました。
昨年からは会場のTVACからのコロナ対策としての規制もなく、対面による通常開催を行っています。会員の皆様には総会開催に際し、出席や委任状の送付等にご協力頂き誠にありがとうございました。

 

監事監査・理事会の実施

総会に先立ち、5月17日に両渡辺監事からそれぞれ監査を受け、5月20日にはズームでの理事会を開催しました。監査・理事会などでのご意見として①制度が複雑になっているのでNPO内部での研修が大事、②グローバルな視点(外国人への支援等)での対応も考慮すべき、③繰越金額が増えているので有効な活用方法を考えるべきである等の貴重なお意見を頂き、また最新の修学支援新制度の状況についての情報の共有・交換することができました。

第10回定期総会について

定期総会は6月7日(金)18時からTVACB会議室で会員24名中、委任状等(12名)も含め22名の出席で開催されました。今年は司会(粕谷)、議長(石井)、書記(土佐)、議事録署名人(宮原)の各氏を選出し、各担当から1.令和5年度事業報告(石矢)2.同収支決算報告(鮫島)の中で収支報告では2019年から引き続き今年も個人(匿名希望)の方からから多額のご寄付があった事が報告されました。3.監査報告(渡辺一雄監事)4.令和6年度事業計画(月岡) 5.同活動予算(月岡)

 6.役員再任案(石矢)について説明が行われ、すべてが原案通りに承認されました。最後に遠藤顧問から奨学金制度が拡充されていく中で、高校生・保護者にわかりやすく説明していくことが必要であり、WSOPの活動は一層重要となっているとのご挨拶を頂き総会は終了しました。

今年度の総会では、◎情報提供の手段であるHPへのアクセスが増加傾向(R5年実績11万

1千件、多い時は1日に千件以上)であり、HPのより一層充実を図る。◎高校生や保護者からの相談を多く受けるためにメールでの相談以外にも、定期的相談会(ズームも含め)を増やして実施する。◎足立区等の公的機関との連携強化する事等について説明させていただきました。

総会後の懇親会では総会には出席できなかった方等も含め数年ぶりにお会いした懐かしい方々の参加もあり、それぞれの近況や趣味、WSOPの事業等幅広い話題で盛況の内に終了する事ができました。総会の週明け6月10日に都庁を訪問し、令和5年度事業報告書・財務諸表・NPOの名簿等の必要書類を提出しました。 

最近もHPへのアクセスは1日500件以上の日が続き、質問のメールも引き続き増加傾向にあります。特に最近では相談者も多岐に渡っていて、高校のスクールソーシャルワーカー、市民相談コーナーの相談員や大病院の相談支援センターのカウンセラーの方などからの相談も多くなっています。高校生や保護者に寄り添いながら、奨学金等の支援制度について必要な情報を正確に伝えたいと考えています。皆さまには引き続きご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。       ―了-

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第39

                               202439

 足立成和信金での相談会と、第6回江東区『進学資金の

 個別説明・相談会』等の報告
 

今月後半から、アメリカ、日本と相次ぎプロ野球が開幕されます。話題は大谷選手のプライベートも含めた動向に集まっていますが、花巻東高校の有望なスラッガーの佐々木麟太郎選手がスタンフォード大学への進学を決める等、野球に対する考え方も含めて新たにアメリカの大学に挑戦する若者に心強いものを感じます。

新型コロナの影響が落ち着き、対面での相談会が本格的に動き出しています。我々も足立区教育委員会・足立成和信金の皆さまと協働で成和信金の相談コーナーにおいて12月から延べ6回の相談会を行いました。また、2月25日に江東区において第6回江東区『奨学金等の進学資金の個別説明・相談会』を開催しましたので、これらの様子を報告させていただきます。

足立区成和信金の3支店での相談会について

足立区教育委員会への区民の皆さまから要望として、奨学金等の進学資金として、教育ローンについても相談したいという要望が多かったそうです。そこで令和5年度から成和信金の支店の相談コーナーを使い、奨学金の説明・相談を受け、希望者は成和信金のスタッフから教育ローンの説明を聞くことができる個別の相談会が開催されました。我々若者の進学応援プロジェクトは奨学金等の進学支援についての説明と相談を担当させていただきました。
令和5年12月8・9日 西新井支店
令和6年1月12・13日 六町支店
令和6年2月16・17日 北千住支店

開催日にそれぞれ2組ずつ延べ6回で12組の申込みがありました。相談には運営委員が2名一組として7名が交代で対応しました。

主な相談内容は、◎新聞などで無償化の情報は何となく知っているが実際自分が該当するのか全く分からない、◎高卒認定者の奨学金の申込み方法、◎両親が忙しく学費について考える時間が無く予約申込をしていない、◎年金受給開始時に子供が進学するが奨学金の受給は可能か、◎理系の大学に進学予定の女子高生からどんな奨学金があるか等の質問がありました。今回は特に高校での支援制度(東京都の無償化促進策)の質問や、シングルマザーからの相談も多くみられました。

第6回江東区『奨学金等の進学資金の個別説明・相談会』について

住民の皆さまからの要望をきっかけに5年前から始まった相談会(江東区教育委員会後援)を以下のように開催しました。

令和6年2月25日 江東区総合区民センター(西大島)第5会議室

江東区報で相談会を案内し、チラシを作成し区内の主要箇所(8箇所)に配置し、近隣の高校を訪問し担当教諭に開催を説明し周知をお願いしました。

相談会の様子

当プロジェクトのホームページの相談会申込・問合せページには112件のアクセスとその他電話による照会がある等の反響はありましたが、相談会場に訪れた相談者の全てが江東区報を見て参加したとのアンケート回答でした。今年はズーム対応や緊急的な電話での相談等色々変化のある相談会でした。相談者も母親以外に祖母からの相談も2件ありました。質問の主なものは

 

ズームでの相談対応

◎引きこもりによる高卒認定者の進学支援について ◎奨学金の家計基準と相談者の家計の状況(具体的なシミュレーション)について ◎高校での全般的な奨学金制度 ◎職業(看護師)による奨学金の返済免除 ◎高等教育の無償化・民間団体キーエンス奨学金について ◎教育資金援助への税金の課税について ◎大学等の授業料減免制度について等の相談・質問がありました。やはり何となく制度は知っているが具体的な事は良く分からないとお困りの方が殆どで、相談者全員から相談して良かったという感想を頂きました。 

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第38

                    会報 第38号2023年12月5日

 

  WSOPのホームぺージへのアクセス状況と足立区での

 『進学資金の個別相談会』等の報告 

今年は暑い夏が長く続いたかと思うと、急に寒くなって秋をあまり感じることなく冬になってしまったような気がします。師走に入り、都内の繁華街では忘年会等の賑わいが戻りつつあるとか、このままインフルエンザや新型コロナの感染が広がらないことを願うばかりです。

皆さま如何お過ごしでしょうか?この秋、WSOPHPへのアクセスが増加していることと、11月4日の足立区教育委員会主催の個別相談会等の様子を報告します。

 

WSOPのホームぺージ(HP)へのアクセスの増加について

アクセスの最も多い給付奨学金と授業料減免の解説ページ

2020年度に修学支援新制度(給付奨学金と授業料減免制度の本格導入)が導入され、それらの情報を提供するWSOPのページへのアクセスが急増しています。今年の秋は特に増えて、多い日には1日600件以上のアクセスが有るようになりました。給付奨学金についての説明はJASSSOをはじめ色々な所で高校生や保護者の皆さんに説明があり情報も得やすいと思います。それに比べて授業料減免制度については大学等に進学した後の手続きになり、高校生や保護者の方への情報提供が不足しているようです。その為WSOPHPの修学支援新制度のページは給付奨学金と授業料減免の制度について同じページで説明・手続きまでわかりやすく説明しています。その結果アクセスが増加しているように思います。下記は関連ページのURL

https://www.singakuouen.jp/15554852914416

第4回足立区教育委員会主催『進学資金の個別相談会』等について 

2019年から始まった足立教育委員会主催の相談会はコロナでの1回休止を挟み、今年で第4回になります。協定に基づいて11月4日(土)、西新井のこども支援センターにおいて個別相談を受けましたので報告します。

今年は教育ローンの質問への対応として足立成和信金の担当者と、足立区の奨学金制度について教育委員会の担当者の方が相談を受けられました。相談会では、事前に用意した資料(奨学金等の資金ガイドブック)等を使って、それぞれの相談者の不安や悩みについて少しでも軽減きるように説明に努めました。相談者のアンケートでは全員から高い評価を頂く等充実した催しとなりました。

【相談会実施概要】

主 催:足立区教育委員会

日 時:2023年11月4日():0

場 所:足立区こども支援センターげんき5階研修室 

相談会の様子(A組)

相談者:9組申込(うち3組はキャンセル)

 学年:高校1学年3組3人、2学年1組2人、3学年2組3人

相談員:NPO法人若者の進学応援プロジェクト(相談員6名)

相談ブースを3つ設置、各ブース相談員2名で対応

相談会の様子(B組)

    足立成和信金と足立区教育委員会の担当者

 

【足立区の相談会実施までの経緯】

足立区の区報やHP、ひとり親家庭対象のメールマガジン(豆の木メール)等で相談会開催が周知されました。

                                    相談会の様子(C組)

WSOPは、相談に対応できるように10月26日相談員の事前研修を行いました。
【相談の内容】
今回はシングルマザーの方が5組ありました。また、高校1年生の保護者が3組あり、高校の早い時期に修学支援制度等の進学支援を知って、進学に備えたいと考える   

 

方が多かったと思います。相談会での主な質問は以下の通りです。

予約採用についての情報が無く申込んでいない。

                                       成和信金等の担当の方達 

  貸与は返還が心配で借りたくない。給付にこだわって申し込みたい。

収入が給付の基準のボーダーラインである。給付を受けるにはどうすれば良いか

大学に入学するのどのくらい費用がかかるのか。

  自分で調べているが奨学金のことが良く分からない。基本的な事を教えてほしい。

【相談を受けての感想】

今回はシングルマザーの方が子供の進学について早い段階で準備しようとされているようでした。高校1年生の段階では大学等への進学のための奨学金の情報が少なく、また、3年生の保護者からは高校で周知する奨学金申し込み等の情報がなく、予約採用も知らなかった、奨学金は返還が心配で給付奨学金だけにこだわる相談者も見られました。全般的に事前の情報が適正に周知されていないことで悩みや不安を深くされていた様子でした。

【相談者のアンケート】

今回の相談会後のアンケートでは、全員から不安がなくなった。説明が分かりやすかった等の感想と全員から感謝の言葉がありました。中にはこれからも相談したいのでその方法を教えてください。いつでも相談できる体制にして頂きたい、定例的に開催してほしい等の要望も寄せられました。   

【最後に】

今回の相談者の多くは早い段階から進学について心配されていました。早い時期に情報の提供が必要だと思います。また、高校から直接保護者への情報提供も必要です。保護者の方とお話ししていると色々な問題点が見えてきます。そういった点を注意しながらこれからWSOPの活動に生かしていきたいと思います。質問や感想からもお分かりのように、情報提供の早期化は必要、情報が少ない中での勘違いが多く、早い段階に正確な情報の重要さを再認識する相談会になりました。

また、11月12日に飯田橋のセントラルプラザ10階の東京ボランティア・市民活動センターのA会議室で、10時から第7回目の相談会も行いました。

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第37

2023年10月6日

 

   WSOP主催第6回定期相談会と状況報告

 

朝夕、だいぶ過ごしやすくなりました。今年の夏、東京では30℃以上の真夏日が延べ90日間に及び、8月は31日間を通して真夏日が続いたそうです。ここ数日の秋風が酷暑の記憶を吹き去ってくれています。

例年7月と8月はWSOPへの質問やHPへのアクセスも落ち着いていますが、9月の第2週ぐらいから徐々にHPへのアクセスが増え始め、10月4日はこれまでの最高に近い1日で420件のアクセスがありました。引き続き、HPの充実を図りたいと考えています。

WSOPがこの夏に行った第6回定期相談会の報告と、秋以降予定されている色々なイベントについて報告させて頂きます。

 

WSOP第6回定期相談会の実施

この8月12日に第6回定期相談会を飯田橋の東京ボランティア市民活動センター(TVACA会議室をお借りして開催しました。今回も同一時刻であればズームでの相談参加も可能としましたが特に希望はなく、直接面談での相談会となりました。

相談会場の案内

 

 

 

相談内容等について

今回のご相談はこれまで受けて来た相談・質問の中でも回答するのに苦慮するような質問が多かったように思います。

    保護者が金融機関に支払いが滞った事があり、信用保証が無い。そのことは奨学金や授業料減免の申請には影響しないのか。

    高校での支払いが多く、入学金や納付金の用意が出来ていない。

    JASSO以外にも何か良い奨学金等の支援制度は無いか?

   進学後、2年に進級する時の家計の確認はどうなるのか?支給区分に増減があった場合、何か手続きが必要か?

相談を受けるスタッフ

 

    予約採用を申込んだがどの奨学金が対象になるのか?

    年収が給付奨学金の基準である350万円程である。収入は増やしたいがどの程度までなら年収を増やせるか。

相談会場入口

等の質問がよせられました。質問者も事前によく調べられていて、回答には注意を要するものが多かったように思います。参加者からはこれからやるべきことが良く分かった。相談できてスッキリした等の感想が寄せられました。

 

最近、WSOPHPからの質問も家計基準などの条件について、その条件に合わせるにはどのようにすればいいか。いくらまでの収入であれば基準内なのか等と同じような内容が多く寄せられています。

 

WSOPのこの秋以降の予定について

この10月から相談会や説明会等が数多く予定されています。今後のスケジュールについてお知らせします。なお、これらの実施の内容については会報やジャーナル等により、随時報告させていただきます。

 

◎相談会

WSOP第7回定期相談会 11月12日(決定)、2月

足立区第4回相談会 11月4日(決定)

江東区第6回相談会 2月24日(土)(予定)

足立区個別相談会(新規決定)12月8日、9日、1月12日、1月13日、2月16日、2月17日

◎説明会

高校説明会(新規決定)  11月29日(3年生対応)、12月21日(2年生対応)
◎運営会議(決定)、研修会(随時予定)

第45回運営会議 10月26日、第46回運営会議 12月1日

◎月刊誌への連載(令和4年度から継続中)

『産業と教育』記事掲載 10月号(掲載予定) 12月号 (掲載予定)

 

応援

若者の進学応援プロジェクト会報 第36号36号

2023619

会員及び関係者の皆さまへ 

令和5年6月2日に若者の進学応援プロジェクトの定期総会を開催 !!

第9回若者の進学応援プロジェクト(WSOP)定期総会を飯田橋の東京ボランティア市民活動センター(TVAC)で6月2日に開催いたしました。今年は新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけがインフルエンザと同じ5類に移行(5月8日)したことによって会場サイドからの感染対策への条件もなく通常の対面で開催する事ができました。会員の皆様には総会開催に際し、ご協力頂き誠にありがとうございました。

第9回定期総会の報告をさせていただきます。 

監事監査の実施

総会に先立ち、5月12日に渡辺一雄監事、渡辺久二監事のそれぞれの監査を受けました。また、5月15日遠藤顧問にはWSOPの現状について説明させていただきました。両監事や遠藤顧問からは、非常に貴重なご意見を頂きましたので紹介させていただきます。

①相談会のチラシのURLについて、QRコードにするとアクセスがしやすくなり、相談者の利便性が高じる。

  {C}奨学金制度をグローバルな視点で考えることも必要。 ③ WSOPの現状と課題をまとめてみるのも良

い。 ④ 保有資金の有効な活用方法を考えるべき。 ⑤ 制度について国への提言も必要。⑥ 協定している足立区は地方自治体の中では夜間中学などへの対応も出色である、そういった自治体と協力関係にあるのは素晴らしい。等の貴重なご意見を頂きました。今後の活動に生かしたいと思います。

また、519日には第43回運営会議(TVACC会議室)の開催前に、総会開催に向けてズームも交えた理事会を開催し、方針や総会対応等を決定いたしました。 

第9回定期総会(令和5年6月2日)の報告

梅雨前線の活動が活発で東京は大雨の予想が出される中で総会は会員24名中、委任状等(14名)も含め23名の出席で開催されました。それぞれの担当から1.令和4年度事業報告2.同収支決算報告・監査報告3.令和5年度事業計画 4.同活動予算 5.監事再任について説明が行われ、すべてが原案通りに承認されました。最後に遠藤顧問から奨学金制度が拡充されていく中で、高校生・保護者にわかりやすく説明していくことが必要であり、WSOPの活動は一層重要となっているとのご挨拶を頂き総会は終了しました。今年度の総会では、◎情報提供の手段であるHPへのアクセスが増加傾向(R4年実績78千件、多い時は700件/日)であり、HPのより一層充実を図る。◎高校生や保護者からの相談を多く受けるためにメールでの相談以外にも、定期的相談会を増やして実施する。◎足立区等の公的機関との連携強化する事等について説明させていただきました。

総会後催した懇親会では数年ぶりにお会いした方々もあり、それぞれの生活の様子や趣味、WSOPの事業等幅広い話題で盛況の内に終了する事ができました。

また、6月9日には都庁を訪問し、令和4年度事業報告書・財務諸表・NPOの名簿等の必要書類を提出し令和4年度における一連の手続きは終了しました。 

総会後もHPへのアクセスはその後も多く、質問のメールも引き続き受けています。高校生や保護者に寄り添いながら対応していきたいと考えていますので、皆さまには引き続きご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。   ―了-

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第35号

2023年4月28日 

第5回江東区相談会(江東区教育委員会後援)と足立区教育委員会との業務協定の更新について 

この4月4日、文科大臣は2020年度に導入された修学支援新制度の拡充策(令和6年度予定)を公表しました。一方、画期的な足立区の給付型奨学金や民間団体で最大級のキーエンス財団の拡充等、修学支援が一層広がっています。新しい制度が導入されると同時に情報格差を生まないためにも情報の周知も重要になります。

今回は江東区教育委員会の後援事業である江東区での5回目の相談会と足立区教育委員会との業務協定の更新等について報告をさせていただきます。 

第5回江東区「奨学金等の進学資金相談会」について 

相談会場入口

3月18日に江東区において『奨学金等の進学資金相談会』を開催しました。2019年3月に第1回を開催し今回で5回目になります。江東区報・区内文化広報誌に相談会情報を掲載し、チラシを区役所や主要な文化センター・図書館等8ヵ所に配置しました。また近隣5つの高校(深川・科技・城東・東)を訪問し情報交換も含め相談会開催を説明しましたが、高校の担当者等には修学支援についての熱意に温度差が感じられました。 

相談会当日はコロナ感染防止対策を万全にして、相談を受けました。

相談会の様子(A班)

相談者から「これまで何も知らなかった。具体的に解決策を示していただき大変助かった」とか「具体的に申込方法やその時期等よく分かり安心した」等の感想がありました。特にシングルマザーの方など、子供の進学資金について不安を抱えている方も多く、高校生や保護者に寄り添う形での支援が必要であることを再認識できました。

相談会の様子(B班)

今後は、より早い時期で相談会開催の周知を行い、高校の担当者との連携を強めたいと考えています。 

足立区教育委員会との業務協定の更新について


3月31日、石矢・月岡で足立区教育委員会を訪問し、区の給付型奨学金制度の状

況や業務などについての意見交換を行いました。その後4月17日に石矢・鮫島で再

び教育委員会を訪問し、「足立区での奨学金等の説明会

や相談会の講師等派遣について」の業務協定を締結しま

した。

2020年4月に第1回の協定を締結してから4回目の更新

となります。その間、足立区内の高校や教育委員会主催の相談会で相談員等を務めてきました。

業務協定書(表紙)

4月17日の協定書締結にあたり、いずれも新任の絵野沢

学校運営部長、松本学務課長、滝川主査のご紹介を頂き

ました。早速、11月4日土曜日の相談会開催が決定しました。

足立区は皆さまご存じのように児童や生徒への学業・進学支援に先駆けている

行政機関です。それだけに色々なご苦労が御有りのようですが我々WSOPが少しでもご助力できれば幸いだと思います。 

月刊誌『産業と教育』の記事の執筆について 

4月14日、石矢・月岡で月刊誌『産業と教育』の編集部を訪問し、令和5年8月からの

記事の執筆について意見交換してきました。昨年4月から各月で1年間、専門高校生

への修学支援等についての記事を担当してきましたが、令和5年度も引き続き担当

する事になりました。近年では専門高校からも約半数の生徒が進学しています。し

っかりとした進学支援等の情報を伝えて行きたいと考えています。

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第34号

2023年3月13日 

足立区給付型奨学金制度の創設とWSOP主催第4回・第5回定期相談会の報告 

いよいよ、コロナからの脱却となるのでしょうか?13日から感染対策のマスク着用が緩和されました。少しの解放感を感じつつ、コロナ以前の生活にスムーズに戻れるのか心配にもなります。

皆さま如何お過ごしでしょうか?今回はWSOPと業務提携を結んでいる足立区の奨学金制度の案内とWSOPの第4回・第5回定期相談会の報告をさせていただきます。 

足立区給付型奨学金(育英資金)の創設

足立区のプレスリリース資料

ここ数年、奨学金等の学生への支援には地方創生・少子化対策の流れもあり様々な制度が日本各地で導入されてきました。その中でもこの4月から足立区で実施される足立区給付型奨学金はマスコミからも注目される本格的な育英制度となっています。

その特徴は給付対象を中間所得層まで拡大している事、優秀な学生を対象にしている事、医学・理学系も含め授業料・設備整備費の多くを賄う事が出来る金額であるというこれまでにない画期的な奨学金制度です。詳細についてはWSOPHP等で解説できるように準備しています。他の市区町村も足立区を参考にして学生支援の充実が図られることを願うばかりです。 

WSOP第4回定期相談会の実施
令和3年から開催の周知をWSOPHPだけに限定した相談会を開催しています。昨年12

月11日に実施した第4回定期相談会の報告をします。

会場を飯田橋のTVAC(東京ボランティア・市民活動センター)として予定しましたが、HPからはズームでの相談を切望するものがありました。現在WSOPHPへのアクセスは全国から一日300件に及ぶ状況となっています。相談事があっても東京の相談会に参加できるのは一部の相談者に限られますので、試験的にズームでの相談を受けることにしました。

その中の相談者は二人の高校生を持つシングルマザーからでした。住民税非課税世帯で給付奨学金の対象にはなりそうであるが、入学前に納付する入学金等についての相談でした。福祉関連の支援制度・公庫の教育ローン等、入学後の授業料等の費用の種類と給付奨学金・授業料減免等の手続きなどについて説明しました。ズーム画面を通しての説明でしたが相談者からは大変好評で、後日お礼のメールまで頂きました。ズームでの相談会は日程調整や連絡のやり取り等に手間がかかりますが、その利便さと理解度を高めるのには非常に良い仕組みだと考えています。 

WSOP第5回定期相談会の実施

この2月26日に第5回定期相談会を飯田橋のTVACで開催しました。今回は同一時刻であればズームでの相談参加も可能としましたが特に希望はなく、直接面談での相談会でした。

第5回相談会の様子(A班)

◎合格したが入学金の準備が出来ていない ◎JASSOの  シミュレーションの仕方が良く分からない ◎何か有利な支援制度は無いか

◎子供からの情報が何も入ってこない ◎大学在学中であるがどのような支援制度があるのか ◎ある程度費用は準備しているが足りない場合に準備しておきたい。

等の相談があり、公庫の教育ローンや給付型奨学金の基準や貸与型の奨学金の注意点等について説明しました。

最後に

約3か月に一度開催する定期相談会や教育委員会との相談会等と年間5回程度の相談会が定例化してきています。

相談内容は定型化しているものもあれば、こちらが驚くような深刻な内容の相談もあります。

一般的な奨学金等の情報は徐々に広まっているような印象も受けますが、複雑な内容の奨学金制度を理解し手続きを行う事は大変だと思います。これらの相談会を通して学生や保護者の方の負担を少しでも軽減できるように願っています。

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第33号

2022年11月15日

 

WSOP主催第3回定期相談会・足立区主催『進学資金の個別相談会』の報告

今年は例年になく桜が葉も落さないで綺麗な紅葉を見せているような気がします。入国の規制緩和と日本の秋を満喫するためでしょうか、外国人観光客が銀座や浅草と急激に増えて来ました。新型コロナの感染が広がらないことを願うばかりです。

皆さま如何お過ごしでしょうか?WSOPはこの秋、9月4日、10月29日と個別相談会に取り組みましたのでその様子を報告します。 

WSOP第3回定期相談会の実施

昨年から開催の周知方法をWSOPHPだけに限定した試行的な相談会を開催しています。今回はその第3回目を令和4年9月4日に開催しました。

飯田橋のセントラルプラザ10階の東京ボランティア・市民活動センターのC会議室で、10時から11時までWSOPの第39回運営会議を行い、その後の1125分から相談会を行いました。

WSOPの定期相談会の様子

相談会は3組に限定して募集した所、申込は2組ありました。児童養護施設の職員の方で施設の入所している高校3年生の進学資金についての相談でした。現在予約採用を申し込んでいるが、何も詳しい事はわからないので詳細を聞きたいという事でした。予約採用決定した後のスケジュールや大学に入ってからの手続き、適格認定等についても興味深く聞かれていました。施設には高校2年生も入居していてこれからの参考になると大変喜ばれていました。

もう一組は高校3年の生徒本人からの相談申込でしたが、直前に母親から『進学資金は親の責任です。何とか工面したい』という相談申込の断りの連絡がありました。後述の足立区相談会でも高校生本人が相談会を申込んだ後に母親がキャンセルをするという同じような例がありました。高校生本人と母親とそれぞれ違った想いがあるような気がします。 

足立区『進学資金の個別相談会』について 

1029日(土)、足立区教育委員会主催の『進学資金の個別相談会』で、個別相談を受けましたので、報告します。

この相談会はWSOPと足立区の協定に基づく催しで相談を受けるのは令和元年から3回目(令和3年度はコロナで中止)となります。

相談会では、事前に用意した資料等を使って、それぞれの相談者の不安や悩みが少しでも軽減できるように説明に努めました。相談者のアンケートでは全員から高い評価を頂く等充実した催しとなりました。

【相談会実施概要】

主 催:足立区教育委員会

日 時:2022年10月29日():0

場 所:足立区こども支援センターげんき5階研修室 

相談者:11組(うち2組はキャンセル)

    学年:高校1学年1組、2学年6組、3学年2

相談員:NPO法人若者の進学応援プロジェクト(相談員6名)

相談ブースを3つ設置、各ブース相談員2名で対応

    足立区の制度については足立区教育委員会が説明担当。

【足立区の相談会実施までの経緯】

910日の足立区の区報やHP、ひとり親家庭対象のメールマガジン(豆の木メール)等で相談会開催が周知され、11組の事前申込みありました。

WSOPは、相談に適切に対応できるように10月24日にズームによる相談員の事前研修を行いました。

【相談内容】
今回は特に高校2年生の保護者の方が多く、高校の早い時期に修学支援制度等の進学支援を知って、進学に備えたいと考える   相談会の様子(A班)

方が多かったと思います。

相談会での主な質問は以下の通りです。{C}

(1)看護婦になりたいという子供の夢をかなえたあげたいどんな支援制度があるのか。

(2)理系の大学を目指しているが資金が足りない。奨学金等の情報を教えてほしい。

相談会の様子(B班)

(3)特別選抜で進学先がほぼ決まったが、貯えがなく個人的にも精神的に不安定であり、誰に相談すれば良いか分からず一人で悩んでいた。

(4)家族に障害があり、生活保護を受けたいが生活保護を受けると奨学金ガもらえなくなると聞いたどうすればいいのか。

(5)奨学金を借りたいが保証人を頼める人がいない。

(6)母子家庭で上の子供が就職する子供の収入を入れると給付奨学金が該当しなくなると思う。何か良い方法はないか。

【相談を受けての感想】

相談会の様子(C班)

今回はこれまで以上に厳しい状況にある方からの相談が多かったと思います。中には勘違いや情報不足によって悩みを深くされていた相談者もいらっしゃいました。また、奨学金の採用時の収入基準や在学時の適格認定での収入基準についての勘違いや相談も多かったと思います。

 

【相談者のアンケート】

今回の相談会後のアンケートでは、不安がなくなった。説明が分かりやすかった等の感想があり、全員から丁寧な感謝の言葉がありました。中にはいつでも相談できる体制にして頂きたい、月の1回定例的に開催してほしい等の要望も寄せられました。   相談会の様子(B班)

【最後に】

奨学金等の利用とその注意点について相談者と一緒に考えていると色々な問題点が見えてきます。そういった点を注意しながらこれからWSOPの活動に生かしていきたいと思います。質問や感想からもお分かりのように、情報不足や勘違いが多く、早い段階に正確な情報で準備することの重要さを再認識する充実した相談会になりました。

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第32号第32号

2022年7月25

会員及び関係者の皆さまへ

新型コロナの感染は第7波として拡大し止まるところを知らないといった状況です。経済活動を止めないで、コロナに感染した場合や、感染の危険性を回避するためにどう対処するのかと人間の知恵が試されているような気さえします。

皆さまお元気でお過ごしでしょうか?コロナ感染の第7波が始まる少し前の6月25日に足立高校での説明と7月10日第2回定期相談会を開催しました。その様子を報告します。 

高校一年生保護者会で説明 

6月25日に東京都立足立高等学校において奨学金等の説明の講師を務めました。これは、一年生保護者会の一つのプログラムとして行われたものです。同校では3年前から、一年生・三年生の保護者を対象に奨学金等の説明を担当させて頂いています。保護者への進学支援情報の提供する方法としてのWSOPの説明の活用が進んでいるように思います。なお、この説明会は足立区との協定に基づいて同区から要請を受けたものです。

学年担当の先生の説明

この保護者会は6月11日(土)に開催予定でしたが、直前の4日に足立高校で停電が発生し、当初原因不明のこの長期停電は全国ネットでも報じられる程のニュースになりました。

スライドを示しての説明     

このため、保護者会は6月25日に延期して開催となりました。日は一年生の保護者の方約50名と学校関係者・足立区教育委員会・WSOPの関係者の方約10名が会場参加となり、その他の保護者(約300名)の方はリモートでの参加になりました。14:00に新任の副校長先生のご挨拶から始まり、学年担当の先生の説明に続き、14:20から15:00までの40分間「奨学金等の進学支援制度について」説明させていただきました。例年足立高校の卒業生の殆どは大学等に進学しています。

WSOPで作成した30ページのガイダンス資料を全ての保護者の方に事前に配布して頂きました。リモート受講の保護者の方には、説明箇所のスライドをPC等の画面に表示しながら説明させて頂きました。

大事な情報の周知

当日は、1年生の保護者の方が対象で高校の早い時期に大事な情報を伝える事が出来て、大変有意義だったと思います。

WSOPの説明(石矢)

◎支援情報は早く知ることと、予約採用等で早く対応することが重要。進学先の選択にも重要な情報であり、かつ安心して進学準備に専念できる。

◎成績基準や家計基準等の算定の対象期間は早い時期(1年時)から始まっている。

◎2024年度に向け、教育未来創造会議の提言が実現され、政策が改善される可能性があり、これからのニュースに注視するべき。

今回の説明では、以上の事を特に強調させていただきました。 

第2回個別相談会の実施

昨年から始めた試行的な相談会の第2回目を令和4年7月10日に開催しました。飯田橋のセントラルプラザ10階の東京ボランティア・市民活動センターのC会議室で、10:00からはWSOPの第38回運営会議を行い、その後の1125分から相談会を行いました。

今回の相談は、高校生のお子様の進路希望は理系であるが、学費の事を考えると文系に進ませたい。何か良い方法はないかとのご相談でした。来訪される前は、JASSOが例示する家計基準を見て、ご家庭の収入が高く有利子奨学金にも該当しないと諦めていらっしゃいました。

実際、JASSOのシミュレーションでは『申込む事が出来るが、基準を満たさない可能性がある』という判定でした。家計基準上の控除についての説明や、たとえ予約採用が不採用でも家計基準が緩やかな在学採用で申込ができること、企業や地方公共団体の奨学金等や、お悩みだった保証制度について特に機関保証について等詳しく説明させていただきました。今回の参加者は限定的でしたが、相談者からは『子供とよく相談します。今日は大変ためになりました』と笑顔で丁重なお礼を告げて帰られました。

一般的に保護者は奨学金の事等を勉強され、ある程度ご存じですが、より詳細な内容や、ご自分の考えや判断が正しいのか不安に思われている方が多いように思われます。進学支援情報の周知と、保護者と高校生の不安の解消のためには相談会の開催は非常に重要だと改めて思いました。

なお、次回の定期相談会は9月4日(日)午前、飯田橋の同所で予定しています。

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第31号1号

2022年6月23日

会員及び関係者の皆さまへ 

令和4年6月2日に若者の進学応援プロジェクトの定期総会を開催

2019年以来、3年ぶりの対面での公式な総会を開催しました。

これまではコロナ感染防止対策として、WSOPの総会も対面で行うことは困難だった総会ですが、今年度は入室前の体温測定、手指消毒、1つのテーブルに1名着席などの対策を講じて、総会を開催し無事終了する事が出来ました。会員の皆様には総会開催に際し、ご協力頂き誠にありがとうございました。

この会報で第8回定期総会の報告をさせていただきます。 

監事監査の実施

総会に先立ち、5月12日に渡辺一雄監事、5月18日に渡辺久二監事の監査を受けました。両監事からは、非常に貴重なご意見を頂きましたので紹介させていただきます。

1.財務体制の強化を図り、経済的安定性が必要。2.過去数年分の収支が分かる資料の作成。3.奨学金事業に関しては、保護者と学生の家庭内での情報共有と理解が必要であり、その支援になるような活動は意義深い。4.方向性が同じ他の法人との連携を強める。5.活動に、独自性やユニークさが必要でそれを明確に示すことが大事。6.国の事業の補完的な役割だけでは足りない。7.色々な政策に提言する姿勢も必要だ。8.相談受ける時には相談者に寄り添う親身で温かい指導が必要である。等のご意見を頂きました。今後の活動に生かしたいと思います。

また、5月19日、総会開催に向けた理事会をズームも交えて開催し、今後の方針を決定いたしました。 

令和3年度 第8回定期総会(令和4年6月2日)の開催 

6月2日、新宿区飯田橋の東京ボランティア・市民活動センターB会議室において第8回総会(定期総会)を開催しました。

総会は会員24名中、委任状等(16名)も含め24名全員の出席で、それぞれの担当から1.令和3年度事業報告2.同収支決算報告・監査報告3.令和4年度事業計画 4.同活動予算 5.役員案について説明が行われ、審議されました。その結果、すべてが原案通りに承認され、最後に遠藤顧問にご挨拶を頂き総会は終了しました。

今年度の事業計画としては、情報提供の充実を図るためホームページの随時更新、会報やWSOPジャーナルの発行、公的機関との連携強化とWSOP主催の相談会の定期的な開催を計画しています。 

以上のように、ネットを使った情報周知、また公的機関や他の法人との連携強化等、情報発信の方法に質の向上が求められているように思います。WSOPとしても色々な活動促進のための連携や情報周知の手段・方法の導入について検討を進めます。

3年ぶりの総会後の懇親会(10名)名

また、最近のHPからの相談や相談会での質問は、入学前に支払う進学資金や、修学支援新制度についての質問が多くなっています。新制度の導入で経済的に厳しい家計の学生の進学状況は改善されつつありますが、進学率が向上する中で従来の貸与制度の仕組みや、色々な返還へのセイフティーネット等についての説明はなお一層重要になると思います。これからも高校生や学生に寄り添うような情報の提供を目指していきたいと思います。    ―了-

若者の進学応援プロジェクト会報 第30号第30号

2022年4月7日

会員及び関係者の皆さまへ

第4回 江東区『奨学金等の進学資金相談会』を開催!!

コロナ感染防止策を講じ、盛況のうちに無事終了しました!

 

今年も「奨学金等の進学資金相談会」(江東区教育委員会後援)を3月20日に開催しました。

この相談会は2019年から実施し、今年で4回目になります。相談会の実施は、教育委員会を通じて区報や区内のカルチャー広報誌に「開催案内」を掲載して周知しました。また、昨年と同じようにチラシ(写真掲載)を作成し、区役所・図書館等8ヵ所に配置し、会場近くの五つの高校(深川・大江戸・科技・城東・東)を訪問し担当の先生方とお会いして相談会の案内を行いました。

相談会チラシ

HPには相談会の特設・申込ページを作成し、相談会の詳細な案内の周知や申込みに備えました。区報が区内全戸に配布された当日には相談会関連ページへのアクセスが30件、申込締め切りまでには150件程のアクセスがありましたが、先着12組に限定したこともあり、実際の申込みは11件となりました。

 

相談当日は、コロナ対策として入口での手指消毒と除菌シートの配置、相談者との間に飛沫防止の透明シートを設置しました。WSOPの相談員6名と受付1名の7名、3班体制で、13時30分から30分を一つの枠とし、8組9人の方の相談を受けました(当日1件キャンセルと、当日出席できないがどうしても相談したいという2組には特別に電話での事前相談となりました。)。

 

【相談会実施概要】

日時 : 2022年3月20日() 13:30~16:00

場所 : 江東区文化センター第1会議室 地下鉄東西線「東陽町」駅徒歩5分

主催 : NPO法人若者の進学応援プロジェクト

後援 : 江東区教育委員会

 

【相談会での主な質問】

相談者に対応するWSOP相談員

・支援制度について色々聞いてはいるが正しい情報を知りたい。

 

・ひとり親世帯で、奨学金の対象になるか不安である。

・子供が多く、早い時期に支援制度を知っておきたい。

・外国人シングルマザーで申請手続きが難しいのでサポートして欲しい。

・進学予定先が修学支援新制度の対象か?

奨学金のパンフレット等には説明がない難しいケースから基本的な制度全般にまで、多岐に渡る質問がありました。

 

【WSOPからの助言】

相談者に対応するWSOP相談員

参加者全員には高校3年の4・5月に募集される予約採用に申し込むことが重要であること、経済的に厳しい世帯の方には給付奨学金・授業料減免制度、東京都のチャレンジ受験生貸付等の支援がある事、また、一般的な説明として国の第種奨学金、第二種奨学金の説明や、入学時の学校納付金は事前に準備しておくことが重要であること、返還が困難になった時にはセイフティーネット(減額返還や返還猶予等)が充実していること、その利用には速やかな手続が必要である等についても説明しました。

 

 

【参加者の感想(アンケート調査から)】

 相談会の開催を何によって知りましたかとの質問には学校からの案内が4組、区報で知った方が2組でした。アンケートの回答があった8組全員から大変よく分かったと好評でした。心配がなくなり安心した等と意見欄には丁重な感謝の言葉が記載されていました。

 

【相談を受けた感想等】

相談者に対応するWSOP相談員

相談者には総じて支援制度についての正確な情報が周知されていなかった様子でした。今回は家計基準を正しく理解されていなかった方や、世帯年収が400万円から900万円と中間所得層の方からの相談が多くありました。

 

相談会の申込みは、今回もWSOPHPからの申込に限定しましたが、相談会の開催が区報で広報されてから申込受付開始日までの間に電話照会も多くある等、もし電話で申込を受けていたら申込みが殺到するような気配が感じられました。

相談会は色々な進学資金への支援情報を求められている保護者や高校生の皆様には大きな助けになると思います。今回もこの相談会の周知には高校の先生方のご協力がありました。

相談会をより一層の充実させるためには区役所等の行政機関や、高校生と毎日接しておられる先生方との連携協力が特に重要だと思いました。

 

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第29号若者の進学応援プロジェクト会報 第29号

2021年11月22日

会員及び関係者の皆さまへ

 

この夏の爆発的なコロナ感染が少し収束しつつあるように思われます。今年度もコロナの影響を受けた学生への緊急支援金の実施が公表されました。分かり易い支給基準と一刻も早い支給が望まれます。

 

足立区教育長を訪問しました。

 

右から飯塚学務課長・川口学校運営部長・大山教育長

令和3年度も引き続き、足立区教育委員会との「奨学金等説明会への講師派遣等に関する協定書」を締結しました。足立区の人事異動に伴い、教育長、学校運営部長、学務課長の皆様が新たに就任されましたので、ご挨拶と意見交換を兼ねて、11月2日午前11時、足立区教育委員会を訪問しました。ご存じのように足立区は国内で学生支援が充実している地方自治体の一つです。お話をさせていただく中で教育長や皆様のお人柄と、若者に対する熱い想いが伝わってきました。我々もこの活動を通じて少しでも足立区のお力になれるように努力したいと思います。

 

 

 

足立高校1年生保護者会で説明しました。

ライブ配信の準備をされる先生方

11月13日に東京都立足立高等学校において奨学金説明の講師を務めました。これは、1年生保護者会の一つのプログラムとして行われたもので、同校では昨年11月、今年5月と訪問し、保護者の皆様を対象に奨学金等の説明を行っています。なお、この説明講師は足立区との協定に基づいて同区から要請を受けたものです。

 

足立高等学校は、2022年に創立100年目を迎える高校で、卒業生の大多数が大学等に進学しています。

 

この保護者会は足立高校視聴覚室を会場にして行われました。先生等への相談があって直接会場にお見えになった保護者32名と、高校の先生方はじめ教育委員会、WSOPの約10名が会場で聴取し、同時にその他の保護者250名にその会場の様子がネット配信されました。14時に校長先生のご挨拶から始まり、学年担当の先生たちからそれぞれ学務・生活等についての説明がありました。14時40分からWSOPの「奨学金等の進学資金について」の約50分間の説明(石矢)を行い、15時30分に保護者会も終了しました。

視聴覚室の参加者の様子

 

1年生の保護者会という事で特に以下の事についても説明させていただきました。

①大学等の奨学金の80%以上は高校3年時に申し込んでいること。

②奨学金の採用基準は1年生と2年生の成績、1年1月~2年12月の所得が適用になること。

③高校の早い時期に支援制度を知って卒業後の進路を決めることが大事であること。

以上を冒頭に説明した後、

◎貸与奨学金では保証人を立てることが必要となるが、機関保証が利用しやすく設計されている事。

説明している様子(石矢)

◎第2種貸与奨学金(利息付き)の金利は財投金利が適用され、市中の金利より大幅に低く設定されている事等

 

重要な内容であるが分かりづらく、説明が特に必要と思われる事項について、詳しく説明しました。

説明の後に会場参加の皆様から、分かり易かった、非常に為になった等の感想を頂きましたが、今回ほど参加者の皆様の熱意が感じられた説明会はありませんでした。給付奨学金の大幅拡充から1年目という事で保護者の皆様の関心も非常に大きかったと思われます。また、高校1年時という早い時期に説明することで、大きな効果が得られることがよく分かりました。これからも積極的に高校の早い段階での進学支援情報の周知に努めたいと思います。

 

若者の進学応援プロジェクト会報 第28号若者の進学応援プロジェクト会報 第28号2021年9月20日

会員及び関係者の皆さまへ

 

コロナ感染拡大による『進学資金相談会』の中止と、9月7日の九州地区短期大学協会の研修会での講演の報告について

 

最近、学生支援策として、奨学金の出世払い返還制度や返還支援策の強化等の話題を耳にするようになってきました。誰もが分かり易く、学生にとって有益な制度になるよう願うばかりです。

さて先に皆様にお伝えしていた8月28日開催予定であったWSOP主催の『奨学金などの進学資金相談会』は8月上旬東京でのコロナ感染が5000人を超える中、緊急事態宣言の再発出と外出自粛要請を受けて、中止せざるをえませんでした。これまでWSOPHPのお問合せのページには多くのアクセスがありました。これからはコロナ等の状況を考慮しながら相談会等の開催を計画していきたいと考えています。

主催者事務局(香蘭女子短大)

 

9月7日に、九州地区私立短期大学協会(九短協)の研修会で『奨学金制度の現状について』の講師(石矢)を務めました。きっかけはWSOPの活動に関心をお持ち頂いている九短協の役員からのお話でした。

説明の様子(イメージ)

これまでは主催者の高校等に伺ってのリモート説明はありましたが、今回は此方と遠隔の九州の主催者を介してのズーム講演という形式であること、受講される方が学校関係者で奨学金等の学生支援には精通された方々が対象であること等でこれまでにはない緊張がありました。

 

 

研修会は九短協の10名の学長・理事長を含む、50名程の教職員の方が参加され、

14:00、九短協会長(香蘭女子短期大学学長)の挨拶で始まり、14:05から『奨学金制度の現状について』の講演を行いました。約70分の講演でしたが、途中ズーム等の設備の不具合もなく時間内に終了することができました。給付奨学金についての2・3の質問を頂き、副会長からのご丁寧な謝辞で終了しました。

 

講演の骨子は、

〇近年、進学率が史上最高を記録し続けていること。

〇学生生活費を全額家計からの支出で賄えないこと (学生生活調査)。