若者の進学応援プロジェクト 奨学金等の経済支援制度を知り、我々と一緒に夢をかなえましょう!
特定非営利活動法人
若者の進学応援プロジェクト
〒104-0061 東京都中央区銀座7-13-6サガミビル2階
説明・相談会のお問合せは
03ー5050ー2161
(平成31年4月17日記載)
記事 更新回数 42回
(令和6年8月30日更新)
お知らせ!!
能登半島地震で被災された方へお見舞いを申し上げます。
被災した学生の皆さんへ色々な支援があります。
[奨学金等の進学資金個別相談会]を開催します!
第11回『奨学金等の進学支援についての個別説明・相談会』(若者の進学応援プロジェクト主催)(飯田橋TVAC)を9月15日(日)13:00~16:00に開催します。(ズームでの相談も可)申込受付中です。
足立区[奨学金・教育ローン説明会](教育委員会主催)が開催されます!
10月27日(日)10:00~11:40
足立区こども支援センターげんき(西新井駅東口徒歩3分)
足立区在住の中・高校生・大学生等とその保護者を対象に説明会が開催されます。説明会後に個別の質問もできます。参加申込は9月30日までに足立区教育委員会学務課に申込ください。説明会の詳細と申込みはこちら
大学等における修学支援新制度(2020年度導入の給付奨学金・授業料減免制度)・拡充策(2024年度)について解説します。
2024年度の在学採用から多子世帯や、理工農系(授業料減免だけ)への支援が拡充されました。その拡充策も解説します。
注)2025年度(令和7年度)以降、多子世帯の授業料・入学金については、 所得制限は設けず、現行制度と同様に無償化される予定です(こども未来戦略 迅速化プラン)。
「幼児教育無償化・高等教育無償化の具体化に向けた方針」(文科省2018年12月28日)が公表されました。この基本方針の内容等を解説します。
◎ 給付奨学金と授業料減免(修学支援新制度)の内容
低所得者世帯の進学率の向上、少子化への対処に寄与する為に
◎学費は各学校の授業料減免等で措置し、
◎生活費は給付型奨学金を支給する。
給付奨学金と授業料減免(大学等における修学支援)の適用を受ける大学・学校は機関要件等の確認された大学・学校が対象となります。
文科省は2024年4月1日に確認(更新)大学等の公表しました。
進学予定の学校が、修学支援新制度の対象になっているかの事前の確認は必要です。
(実施後はすでに高等教育を受けている途中の生徒も無償化の対象となる。また、在学中に保護者の家計が急変したこと等によって無償化の条件をとなった場合には、無償化の対象になる。)
学校数 確認校数(R5.12.1)要件確認割合
大学・短大 1085 1064 98.1%
高等専門学校 57 57 100.0%
専門学校 2592 2036 78.5%
◎ 給付奨学金と授業料減免の申込手続き
この制度の給付奨学金と授業料減免はセットになっています。申し込みは日本学生支援機構の給付奨学金を申し込む事から始まります。進学した学校での説明会やガイダンスには必ず出席してください。
◎予約採用の場合
給付奨学金の採用候補者に決定される(11月・12月に通知)と進学後に進学届を提出し、同時に授業料減免の申請書(スカラネットでの申請あり)を提出します。
手続きで注意する事
給付奨学金は「進学届」を学校を通して日本学生支援機構に申請し、授業料減免は「授業料減免認定申請書」(スカラネットでの申請あり)を進学した学校にそれぞれ提出しなければなりません。
給付奨学金の初回交付日と授業料減免の処理日等は学校により異なることがあります。詳しくお聞きになりたい場合は学校に照会されることをお勧めします。
なお、予約採用決定者は進学するまで「奨学生採用候補者決定通知」等の書類は大事に保管して置いてください。
1.支援対象者の世帯年収
年収について【世帯の住民税の金額が基準】
世帯の年収によって対象は以下3の区分と、2024年度より多子世帯や私立の理工農系で学ぶ学生への支援として新たに第4区分が設けられました。
第1区分
対象は住民税非課税世帯の学生となる。
『目安としては』両親・本人・中学生の家族4人世帯の場合の年収271万円(上限)である。
第2区分
市町村民税の課税標準額×6%から調整控除及び調整額を差し引いた額の世帯(学生本人も含む)合計が25,600円未満となる世帯の学生。
『目安としては』両親・本人・中学生の家族4人世帯の場合の年収271万円から303万円(上限)である。
第3区分
上記の住民税の計算額が51,300円未満となる世帯の学生。
『目安としては』両親・本人・中学生の家族4人世帯の場合の年収303万円から378万円(上限)である。
第4区分
上記の住民税の計算額が51,300円以上 154,500円未満となる世帯の学
生である。
『目安としては』両親・本人・中学生の家族4人世帯の場合の年収378万円から635万円(上限)である。
参考:JASSOのホームぺージの「進学資金シミュレーション」で、収入基準に該当するかおおよその目安が確認できます。https://shogakukin-simulator.jasso.go.jp/
資産について【第1区分から第4区分全て対象】
【世帯(学生本人も含む)の保有する*資産の合計が以下の金額を超えない事】
家計支持者が1人の場合、1250万円
家計支持者が2人の場合、2000万円
*資産とは預貯金、有価証券等をいう。
2.支援対象者の個人要件等
学業・人物に係る要件 <予約採用(高校3年生等の進学予定者)>
(1) 申込時までの評定平均が3.5以上
(2) (1)に該当しない場合、レポート又は面談により学習意欲や進学目的等が認められること
〇進学前の明確な進路意識と強い学びの意欲や進学後の十分な学習状況をしっかり見極められた学生
〇高校在学時の成績だけで否定的な判断はしない、レポートや面談により本人の学習意欲や進学目的等を確認できる学生
〇進学後の学習状況によっては、要件を満たさない場合は支援を打ち切ることとする。
その他として、永住者であることや卒業後2年以内であること等の要件が定められている。
〇多子世帯とは生計維持者(原則、申込者の父母)が申込本人も含め扶養する子供が3人以上の世帯。
給付奨学金の金額について
*生活保護世帯・養護施設等からの通学には加算された月額が適用されます。
①第1区分世帯の学生
奨学金は下記の金額(月額)が給付されます。
国公立
| 大学・短期大学・専門学校 | 自宅生 29,200円 自宅外生 66,700円 |
私立
| 大学・短期大学・専門学校 | 自宅生 38,300円 自宅外生 75,800円 |
②第2区分世帯の学生
奨学金は第1区分世帯の3分の2の金額(月額)が給付されます
国公立
| 大学・短期大学・専門学校 | 自宅生 19,500円 自宅外生 44,500円 |
私立 | 大学・短期大学・専門学校 | 自宅生 25,600円 自宅外生 50,600円 |
*上記金額は第1区分の金額に3分の2を乗じて算出しました。
③第3区分世帯の学生
奨学金は第1区分世帯の3分の1の金額(月額)が給付されます。
国公立
| 大学・短期大学・専門学校 | 自宅生 9,800円 自宅外生 22,300円 |
私立
| 大学・短期大学・専門学校 | 自宅生 12,800円 自宅外生 25,300円 |
*上記金額は第1区分の金額に3分の1を乗じて算出しました。
④第4区分世帯の学生(多子世帯に限る)
奨学金は第1区分世帯の4分の1の金額(月額)が給付されます。
国公立
| 大学・短期大学・専門学校 | 自宅生 7,300円 自宅外生 16,700円 |
私立
| 大学・短期大学・専門学校 | 自宅生 9,600円 自宅外生 19,000円 |
*上記金額は目安として第1区分の金額に4分の1を乗じて算出しました。
授業料等減免制度での減免額について
入学金と授業料の免除する額(免除限度額)についてこの制度の適用を受けるには進学した大学等から配布される「授業料等の減免の対象者の認定に関する申請書」(授業料等減免認定申請書)の提出が必要です。なお、令和6年度からスカラネットでの申請もあります。
①第1区分世帯の学生
入学金と授業料のそれぞれが下記の金額を限度として免除になります。
| 国公立 |
| 私立 |
|
| 入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 |
大学 | 約28万円 | 約54万円 | 約26万円 | 約70万円 |
短期大学 | 約17万円 | 約39万円 | 約25万円 | 約62万円 |
高等専門学校 | 約8万円 | 約23万円 | 約13万円 | 約70万円 |
専門学校 | 約7万円 | 約17万円 | 約16万円 | 約59万円 |
文部科学省「高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針の概要」平成30年12月28日より
②第2区分世帯の学生
入学金と授業料のそれぞれが第1区分世帯の3分の2の金額が免除されます。
| 国公立 |
| 私立 |
|
| 入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 |
大学 | 約18万円 | 約36万円 | 約17万円 | 約46万円 |
短期大学 | 約11万円 | 約26万円 | 約16万円 | 約41万円 |
高等専門学校 | 約5万円 | 約15万円 | 約8万円 | 約46万円 |
専門学校 | 約5万円 | 約11万円 | 約10万円 | 約39万円 |
*上記金額は第1区分の金額に3分の2を乗じて算出しました。
③ 第3区分世帯の学生
入学金と授業料のそれぞれが第1区分世帯の3分の1の金額が免除されます。
| 国公立 |
| 私立 |
|
| 入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 |
大学 | 約9万円 | 約18万円 | 約9万円 | 約23万円 |
短期大学 | 約5万円 | 約13万円 | 約8万円 | 約20万円 |
高等専門学校 | 約3万円 | 約7万円 | 約4万円 | 約23万円 |
専門学校 | 約2万円 | 約6万円 | 約5万円 | 約20万円 |
*上記金額は第1区分の金額に3分の1を乗じて算出しました。
④ 第4区分世帯の学生
【多子世帯】
入学金と授業料のそれぞれが第1区分世帯の4分の1の金額が免除されます。
| 国公立 |
| 私立 |
|
| 入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 |
大学 | 約7万円 | 約13万円 | 約7万円 | 約18万円 |
短期大学 | 約4万円 | 約10万円 | 約6万円 | 約16万円 |
高等専門学校 | 約2万円 | 約6万円 | 約3万円 | 約18万円 |
専門学校 | 約2万円 | 約4万円 | 約4万円 | 約15万円 |
*上記金額は目安として第1区分の金額に4分の1を乗じて算出しました。
【私立学校の理工農系】
授業料減免の対象となる機関は確認が必要です。
理工農系学部学科の対象機関リスト(令和6年4月1日):文部科学省 (mext.go.jp)
私立の文系との差額分を支援
(参考:授業料等減免上限額)
|
| |||
| 入学金 | 授業料 |
| |
大学 | 約9万円 | 約23万円 |
|
|
短期大学 | 約6万円 | 約16万円 | ||
高等専門学校 | 約4万円 | 約23万円 |
|
|
専門学校 | 約4万円 | 約15万円 |
|
以上はこれまで公表された内容です。これから発表されるニュースや情報にに充分注意してください。
進学を諦めてはいませんか?また、就学を続けていくことが困難移なっていませんか?是非、このホームぺージを活用しご相談下さい。我々と一緒に問題を解決していきましょう。
大学等で奨学金を受けている学生の多くは高校在学中に申し込んでいます。安心して進学するには早い時期での対応が何より大事です。
奨学金を借りて就学するには、在学中の奨学生としての適格性が求められます。学校にもよりますが11月頃から確認作業が始まります。
詳細はこちら
進学や奨学金の返還について、プライバシー等を気にせず、安心して相談したり、必要な情報を得られる第三者機関が必要であることから、小林東京大学教授や遠藤日本学生支援機構理事長(東京都教育委員)等を発起人として、北原筑波大学元学長、梶山九州大学元学長及び馬城日本製紙株式会社社長、株式会社中村建築設計室社長等の教育関係や経済界の皆様からの賛同を得て、この法人は設立されました。(役職名は設立時)